2009年06月29日 21:36
【公式サイト】http://www.evangelion.co.jp/
自分がこの時代に生まれて、尚且つオタクでエヴァ好きな事実に感謝したいほどの傑作で御座いました。
私自身……と云うか私らの世代ってのは「エヴァ」はオタク精神の根底を築いた作品の一つであり、引き摺ってきた呪縛でもあり、心の奥底に在ったトラウマでもあったワケです。無論、ガンダムやヤマトとかもありますが、あれらの作品は最終的な完結はしていて心のどこかで偉大なる『過去の作品』と位置付け出来ていましたが、エヴァについてはこの15年、ひたすら引き摺り続けた作品でした。最近のアニメやゲームを見ていても何かしら「エヴァ」の影響を重ねて見てしまったり、旧劇場版の壮絶な結末について何とか足掻いて二次創作や妄想(笑)などで登場人物達を幸せにしたいと願ったり、色々と過ごしてきた15年間。そして「破」を観終わった時、それらの『想い』や『願い』が浄化されるような鮮烈だけど暖かい気持ちになりました。やっとこの作品を心の中で終わらせるコトが出来るのだ、と。
前作「序」と同じく今回の「破」はTVシリーズの第七話~第十九話を分解・再構築した内容なのですが、完全に別モノと思えるぐらいの再構築っぷりがマジ半端ねえ。
「序」では観ていても「ああ、次は多分こうなるンだろうナァ」と予測出来たのですが、今回はその予測がドンドン引っ繰り返されて一分一秒たりとも見逃せない状態に。特に参号機暴走から終盤への展開は、瞬きする間すら惜しかった。
このドキドキ感はTVシリーズ放映時の高揚感を思い出しましたね。次回の放送が楽しみで色々と予想していた時のような。
コレについては公開まで試写会も行わず、ひたすら情報統制してきたスタッフの地味な労力も重視されるべきかもしれませんね。最近はネットの発達により放送(公開)前にネタバレされて、面白さを損なう事が多かったりしますし。
以下、ネタバレを含んだ感想になりますので、観終わった方のみ「続きを読む」からご覧下さい。加えてスッゴク雑多&長文ですので(汗)。
間違っても未見の方は読まないように。映画の面白さが半減しますので。
自分がこの時代に生まれて、尚且つオタクでエヴァ好きな事実に感謝したいほどの傑作で御座いました。
私自身……と云うか私らの世代ってのは「エヴァ」はオタク精神の根底を築いた作品の一つであり、引き摺ってきた呪縛でもあり、心の奥底に在ったトラウマでもあったワケです。無論、ガンダムやヤマトとかもありますが、あれらの作品は最終的な完結はしていて心のどこかで偉大なる『過去の作品』と位置付け出来ていましたが、エヴァについてはこの15年、ひたすら引き摺り続けた作品でした。最近のアニメやゲームを見ていても何かしら「エヴァ」の影響を重ねて見てしまったり、旧劇場版の壮絶な結末について何とか足掻いて二次創作や妄想(笑)などで登場人物達を幸せにしたいと願ったり、色々と過ごしてきた15年間。そして「破」を観終わった時、それらの『想い』や『願い』が浄化されるような鮮烈だけど暖かい気持ちになりました。やっとこの作品を心の中で終わらせるコトが出来るのだ、と。
前作「序」と同じく今回の「破」はTVシリーズの第七話~第十九話を分解・再構築した内容なのですが、完全に別モノと思えるぐらいの再構築っぷりがマジ半端ねえ。
「序」では観ていても「ああ、次は多分こうなるンだろうナァ」と予測出来たのですが、今回はその予測がドンドン引っ繰り返されて一分一秒たりとも見逃せない状態に。特に参号機暴走から終盤への展開は、瞬きする間すら惜しかった。
このドキドキ感はTVシリーズ放映時の高揚感を思い出しましたね。次回の放送が楽しみで色々と予想していた時のような。
コレについては公開まで試写会も行わず、ひたすら情報統制してきたスタッフの地味な労力も重視されるべきかもしれませんね。最近はネットの発達により放送(公開)前にネタバレされて、面白さを損なう事が多かったりしますし。
以下、ネタバレを含んだ感想になりますので、観終わった方のみ「続きを読む」からご覧下さい。加えてスッゴク雑多&長文ですので(汗)。
間違っても未見の方は読まないように。映画の面白さが半減しますので。
ではキャラ別感想から。
かなり私見交じりに吠えますので苦手な方はトバし読み推奨。(ぇ
まずは新キャラ、真希波・マリ・イラストリアスについて。
冒頭からオヤジっぽい軽口を呟きながら、己自身が傷付く事を厭わない無茶な戦いっぷりを披露して、いきなり度胆を抜いてくれます。つーかここまで嬉々として戦うパイロットって(汗)。語尾に「にゃ~」とか付けて緊張感が無いように見えますが、やってるコトはかなりエゲツねぇですし(苦笑)。
台詞の随所で推測する限り、何らかの『目的』を持ってネルフや加持さんを利用しているみたいですが、各所で見せる彼女の優しさを見る限り悪い子じゃないっぽく。ビースト・モード2号機でボロボロになりながらも綾波を助けたり、シンジを逃がそうとするトコなんかネェ。出来れば最後まで生き残って貰いたいキャラですな。眼鏡巨乳好きな某氏の為にも。(ぉ
続いて、今回より登場した式波・アスカ・ラングレーについて。
一番予想外の大改変があったキャラでしたな。真逆、トウジの替わりに3号機パイロットになるとは。パイロット決定を伝える電話のシーンで思わず耳を疑ってしまい、それからの展開はTVシリーズを知っている身としては話が進んでいく毎に背中から嫌な汗が噴き出まくり。
「まさか、アスカが……? いやいやいやいや、ソレは有り得ないでしょ。ってかウソって言えやッ、庵野おおおおおおッッ!!」
心の中で何度叫んだ事か。そして無情にもやって来る虐殺タイム。その瞬間、完全に思考停止してしまいしました。
今回の新劇場版では旧作設定の両親に対してのトラウマなども無く(と云うか両親とは既に死別している?)、自分独りで生きていく為に一生懸命努力している少し寂しがり屋なエリート少女って感じで、かなり好感度が高かっただけにショックもひとしおと云いますか。やっとシンジやレイとも解り合えて、これからって時に。ホンマ庵野さんは外道やでぇ……。
まぁ、次回予告を見る限り復活はするみたいですので、ホッとしましたが。
個人的に好きなシーンはエレベーターでのレイと自分の掌の絆創膏を見て少し辛そうな顔をするトコですかね。ベタだけどレイのシンジに対する気持ちの深さと自分の気持ちに気付いてしまったような。
シンジ争奪戦はまずは一敗ですが、次回ではどのように巻き返すのか? ソレも結構楽しみですな。
余談ですが、ストローがこれほど憎いと思ったコトはねえ。(何
間違いなく今作のメインヒロイン・綾波レイについて。
旧作での終盤の人外っぷりからこんな萌えキャラになってしまうとは誰が予想しえただろうかッッ!!!!
もうね、一生懸命料理を覚えようとしたり、ゲンドウとの仲を取り持とうとしたり、シンジがエヴァに乗らずにすむように特攻したり、完全にシンジ対して尽くす女の子になってて鼻血吹きそうでしたよ(笑)。TV版放映当時は綾波派だった私が長年熱望していた『綾波レイ』がやっと見れたって感じで実に幸せ。「ぽかぽかしたい」って言い方も実に可愛らしい。
個人的に笑ってしまったのは食事パーティの準備の鍋を吹きこぼしてしまうシーンですかね。あの色から察するにお味噌汁だと思うンですけど、卓袱台にはお椀があるだけで、他の料理を作っているようには見えず……まさか、お味噌汁をみんなで飲むだけだったとか? ソレはすごくシュールな光景だと思うのですが(苦笑)。
主人公・碇シンジについて。つか寧ろ『シンジさん』と呼びたい。
「序」でもその片鱗を見せておりましたが、旧劇場版とは別人とも思えるような男らしさを見せてくれます。
アスカを傷つけ、ネルフも壊滅して、全てを失おうとする中で綾波だけは取り戻そうとするシンジ。
エヴァの暴走や覚醒などには頼らず自らの意志で戦うシンジ。
綾波の「私が死んでも替わりはいる」と云う台詞(意義)を否定し「綾波は綾波だ!!」と叫ぶシンジ。
もう、一体何回泣かせてくれるンですかシンジさんッッ!!
旧作ではひたすら膝を抱えて蹲り、アスカを見殺しにして、レイの存在に怯え、最終的には己自身も救おうとしなかったシンジを知っていると、よくぞここまで成長してくれたと嬉しくて嬉しくて(涙)。最後に綾波に微笑む抱擁シーンは最高すぎます。
で。個人的に笑ってしまったシーンは皆さんもそうだと思いますが加持さんとの「アッー!!!!」なシーンではないかと。あのシーンは2回目でも笑いを堪えるのに大変でしたわ。
他のキャラについて。
新劇場版ではこれらの4人の子供達が中心として描かれているので、他の『大人』達はその過去やら因縁やらも省略されてしまっておりましたな。特にオペレーター三人組についてはシンジ達に随分と冷たい反応だし。
ミサト&加持も旧作みたいなイヤラシイ関係はスッパリと無くなって、シンジ達を何とか救いたいと奮闘する『良い大人』になっていて、コチラは良い改変だったなと思いましたね。加持さんは何やら企んでいるみたいですけど。
そして、今回一番救われたキャラはトウジでしょう(笑)。死亡フラグを無事回避して、妹も初登場してシスコンっぷりを披露しているし。
最後に渚カヲルについて。
謎かけホモホモっぷりな言動で相変わらずでした(笑)
しかし、今回でも色々と謎の部分が披露されましたが、一体どのように関連していくのか気になりますよネェ。それらについても少々個人的な見解を書いてみようかと。
・アダムの替わりに登場した『ネブカドネザルの鍵』とは?
元ネタは旧約聖書の古代メソポタミア『4人の王』の名前ですが、コレはシンジ達『4人の子供達(シンジ、レイ、アスカ、マリorカヲル?)』と関係がありそうですよね。加えてセカンド・インパクトの時に登場した4体の天使(?)にも関係がありそうな。因みにセカンド・インパクトのシーンではロンギヌスの槍も4本出ていたような。4体の天使、4人の子供、4本の槍。あ、でも加持さんが持ってきた『鍵』はロストナンバーと言っていたし……ううむ。
余談でシンジが覚醒する時、綾波やカヲルと同じく瞳が紅くなりますが、マリの覚醒時の瞳は緑だったような。この辺も関係があるのかな?
・アスカの2号機がマリも操縦出来たのは何故?
個人的な予想では2つの可能性が考えられます。
一つは2号機自体が「先行量産型」である為、特定パイロットでなくても操縦出来るタイプであったと云う可能性。実際のところ、旧作のアスカの母親についての設定は無くなっていますし。
もう一つは2号機の凍結作業の時に一瞬ですが外されたメイン・コアが出てきます。つまりマリが乗った時はメイン・コアを載せ替えて動かしたと云う可能性。そうなると「一人でコア換装なんか出来たのか?」と云う疑問が残りますが、コレについては仲間である加持さんが協力したと考えれば。
・カヲルの乗る「マークVI」は他のエヴァンゲリオンとは製造方法が違う?
コレは冬月副司令の台詞でありましたな。
私は「マークVI」は「序」の終盤で出てきた月のアダム(?)に装甲拘束具を取り付けたタイプではないかと予想しております。人が作った「神」の模造品ではなく、「神」そのものに人の手を加えた改造品みたいな。
・SDATのトラック数。
某掲示板で指摘されていたコトなので私は未確認事項。
多分スタッフのお遊びだと思うのですが、途中までシンジの聴くSDATのトラック表示が「25」と「26」を往復してますが、ある時点からSDATのトラック表示が「27」になって、音が出なくなります。コレは多分、物語に対して「新たな分岐(つまり27話)に入ったよ」と云う暗示なのではないかな、と。
この辺はトウジのアイスの「ハズレ(死亡フラグ回避)」と同じモノっぽいですな。
うーん、考えれば考えるほどドツボにハマっていくような(汗)。まぁ、ソレが楽しくもあるのですがね。
今回の「破」で見事なまでのクライマックスを迎えた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。いよいよ終幕に向かうワケですが、ここまで素晴らしいモノを魅せてくれたのですから見事な幕の引き方に期待したいところですな。
●総合評価 95点
もう、文句なしの大傑作。ただ、旧作を観てないとこの感動の衝撃は薄れるのではないかと云う考えで-5点で。
次の公開まで多分、あと二年近くは待たされるでしょうから、その時までは絶対に死ねないナァ(苦笑)。
かなり私見交じりに吠えますので苦手な方はトバし読み推奨。(ぇ
まずは新キャラ、真希波・マリ・イラストリアスについて。
冒頭からオヤジっぽい軽口を呟きながら、己自身が傷付く事を厭わない無茶な戦いっぷりを披露して、いきなり度胆を抜いてくれます。つーかここまで嬉々として戦うパイロットって(汗)。語尾に「にゃ~」とか付けて緊張感が無いように見えますが、やってるコトはかなりエゲツねぇですし(苦笑)。
台詞の随所で推測する限り、何らかの『目的』を持ってネルフや加持さんを利用しているみたいですが、各所で見せる彼女の優しさを見る限り悪い子じゃないっぽく。ビースト・モード2号機でボロボロになりながらも綾波を助けたり、シンジを逃がそうとするトコなんかネェ。出来れば最後まで生き残って貰いたいキャラですな。眼鏡巨乳好きな某氏の為にも。(ぉ
続いて、今回より登場した式波・アスカ・ラングレーについて。
一番予想外の大改変があったキャラでしたな。真逆、トウジの替わりに3号機パイロットになるとは。パイロット決定を伝える電話のシーンで思わず耳を疑ってしまい、それからの展開はTVシリーズを知っている身としては話が進んでいく毎に背中から嫌な汗が噴き出まくり。
「まさか、アスカが……? いやいやいやいや、ソレは有り得ないでしょ。ってかウソって言えやッ、庵野おおおおおおッッ!!」
心の中で何度叫んだ事か。そして無情にもやって来る虐殺タイム。その瞬間、完全に思考停止してしまいしました。
今回の新劇場版では旧作設定の両親に対してのトラウマなども無く(と云うか両親とは既に死別している?)、自分独りで生きていく為に一生懸命努力している少し寂しがり屋なエリート少女って感じで、かなり好感度が高かっただけにショックもひとしおと云いますか。やっとシンジやレイとも解り合えて、これからって時に。ホンマ庵野さんは外道やでぇ……。
まぁ、次回予告を見る限り復活はするみたいですので、ホッとしましたが。
個人的に好きなシーンはエレベーターでのレイと自分の掌の絆創膏を見て少し辛そうな顔をするトコですかね。ベタだけどレイのシンジに対する気持ちの深さと自分の気持ちに気付いてしまったような。
シンジ争奪戦はまずは一敗ですが、次回ではどのように巻き返すのか? ソレも結構楽しみですな。
余談ですが、ストローがこれほど憎いと思ったコトはねえ。(何
間違いなく今作のメインヒロイン・綾波レイについて。
旧作での終盤の人外っぷりからこんな萌えキャラになってしまうとは誰が予想しえただろうかッッ!!!!
もうね、一生懸命料理を覚えようとしたり、ゲンドウとの仲を取り持とうとしたり、シンジがエヴァに乗らずにすむように特攻したり、完全にシンジ対して尽くす女の子になってて鼻血吹きそうでしたよ(笑)。TV版放映当時は綾波派だった私が長年熱望していた『綾波レイ』がやっと見れたって感じで実に幸せ。「ぽかぽかしたい」って言い方も実に可愛らしい。
個人的に笑ってしまったのは食事パーティの準備の鍋を吹きこぼしてしまうシーンですかね。あの色から察するにお味噌汁だと思うンですけど、卓袱台にはお椀があるだけで、他の料理を作っているようには見えず……まさか、お味噌汁をみんなで飲むだけだったとか? ソレはすごくシュールな光景だと思うのですが(苦笑)。
主人公・碇シンジについて。つか寧ろ『シンジさん』と呼びたい。
「序」でもその片鱗を見せておりましたが、旧劇場版とは別人とも思えるような男らしさを見せてくれます。
アスカを傷つけ、ネルフも壊滅して、全てを失おうとする中で綾波だけは取り戻そうとするシンジ。
エヴァの暴走や覚醒などには頼らず自らの意志で戦うシンジ。
綾波の「私が死んでも替わりはいる」と云う台詞(意義)を否定し「綾波は綾波だ!!」と叫ぶシンジ。
もう、一体何回泣かせてくれるンですかシンジさんッッ!!
旧作ではひたすら膝を抱えて蹲り、アスカを見殺しにして、レイの存在に怯え、最終的には己自身も救おうとしなかったシンジを知っていると、よくぞここまで成長してくれたと嬉しくて嬉しくて(涙)。最後に綾波に微笑む抱擁シーンは最高すぎます。
で。個人的に笑ってしまったシーンは皆さんもそうだと思いますが加持さんとの「アッー!!!!」なシーンではないかと。あのシーンは2回目でも笑いを堪えるのに大変でしたわ。
他のキャラについて。
新劇場版ではこれらの4人の子供達が中心として描かれているので、他の『大人』達はその過去やら因縁やらも省略されてしまっておりましたな。特にオペレーター三人組についてはシンジ達に随分と冷たい反応だし。
ミサト&加持も旧作みたいなイヤラシイ関係はスッパリと無くなって、シンジ達を何とか救いたいと奮闘する『良い大人』になっていて、コチラは良い改変だったなと思いましたね。加持さんは何やら企んでいるみたいですけど。
そして、今回一番救われたキャラはトウジでしょう(笑)。死亡フラグを無事回避して、妹も初登場してシスコンっぷりを披露しているし。
最後に渚カヲルについて。
謎かけホモホモっぷりな言動で相変わらずでした(笑)
しかし、今回でも色々と謎の部分が披露されましたが、一体どのように関連していくのか気になりますよネェ。それらについても少々個人的な見解を書いてみようかと。
・アダムの替わりに登場した『ネブカドネザルの鍵』とは?
元ネタは旧約聖書の古代メソポタミア『4人の王』の名前ですが、コレはシンジ達『4人の子供達(シンジ、レイ、アスカ、マリorカヲル?)』と関係がありそうですよね。加えてセカンド・インパクトの時に登場した4体の天使(?)にも関係がありそうな。因みにセカンド・インパクトのシーンではロンギヌスの槍も4本出ていたような。4体の天使、4人の子供、4本の槍。あ、でも加持さんが持ってきた『鍵』はロストナンバーと言っていたし……ううむ。
余談でシンジが覚醒する時、綾波やカヲルと同じく瞳が紅くなりますが、マリの覚醒時の瞳は緑だったような。この辺も関係があるのかな?
・アスカの2号機がマリも操縦出来たのは何故?
個人的な予想では2つの可能性が考えられます。
一つは2号機自体が「先行量産型」である為、特定パイロットでなくても操縦出来るタイプであったと云う可能性。実際のところ、旧作のアスカの母親についての設定は無くなっていますし。
もう一つは2号機の凍結作業の時に一瞬ですが外されたメイン・コアが出てきます。つまりマリが乗った時はメイン・コアを載せ替えて動かしたと云う可能性。そうなると「一人でコア換装なんか出来たのか?」と云う疑問が残りますが、コレについては仲間である加持さんが協力したと考えれば。
・カヲルの乗る「マークVI」は他のエヴァンゲリオンとは製造方法が違う?
コレは冬月副司令の台詞でありましたな。
私は「マークVI」は「序」の終盤で出てきた月のアダム(?)に装甲拘束具を取り付けたタイプではないかと予想しております。人が作った「神」の模造品ではなく、「神」そのものに人の手を加えた改造品みたいな。
・SDATのトラック数。
某掲示板で指摘されていたコトなので私は未確認事項。
多分スタッフのお遊びだと思うのですが、途中までシンジの聴くSDATのトラック表示が「25」と「26」を往復してますが、ある時点からSDATのトラック表示が「27」になって、音が出なくなります。コレは多分、物語に対して「新たな分岐(つまり27話)に入ったよ」と云う暗示なのではないかな、と。
この辺はトウジのアイスの「ハズレ(死亡フラグ回避)」と同じモノっぽいですな。
うーん、考えれば考えるほどドツボにハマっていくような(汗)。まぁ、ソレが楽しくもあるのですがね。
今回の「破」で見事なまでのクライマックスを迎えた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。いよいよ終幕に向かうワケですが、ここまで素晴らしいモノを魅せてくれたのですから見事な幕の引き方に期待したいところですな。
●総合評価 95点
もう、文句なしの大傑作。ただ、旧作を観てないとこの感動の衝撃は薄れるのではないかと云う考えで-5点で。
次の公開まで多分、あと二年近くは待たされるでしょうから、その時までは絶対に死ねないナァ(苦笑)。
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コメント
宮岸まひろ | URL | JQj7ryZc
Re: 「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」。
某所で言われてましたが、予告のアスカは「惣流」の方だったりするかも…
( 2009年06月29日 22:02 [編集] )
西山英志 | URL | /wfpEG4s
Re: 「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」。
>宮岸まひろさん
ああ、確かにEOEと同じく左目に眼帯していますしネェ。
でも個人的には私は式波さんだと信じたい……ッッ(苦笑)。
( 2009年06月29日 22:13 [編集] )
ラルフ | URL | 997oiMM2
3号機の事故後にリツコさんとマヤが「何か」を見下ろして会話するシーンがありますが、あれがアスカだと思ってます。つまり生きてはいるが、厳重に拘束されている状態みたいな。とても人間に投げかける言葉とは思えないリツコさんの冷たさがNERVっぽいなーと。
( 2009年06月30日 03:06 [編集] )
西山英志 | URL | -
Re: タイトルなし
>ラルフさん
間違いなくあの棺みたいな調整槽(?)に入っているのはアスカでしょうねぇ。
今回のリツコさんは細かいところが改変されているのも気になっていたりします。加持さんのことを「加持くん」ではなくて「リョウちゃん」と呼んでいるし。幼なじみとか?
その辺も気になりますねー。
( 2009年06月30日 22:54 [編集] )
名無し | URL | VNxweeyM
しみじみと感じるのは、――。
15年って、ヒトが丸くなるには充分な時間なんデスネ。
――ありがとう監督。ありがとう嫁。そしてありがとう15年。
願わくば今度こそ、ワタクシどもにハッピーエンド喰わせてほしいものです。
( 2009年07月01日 02:51 [編集] )
Yuu Arimura | URL | ZUboZxJk
Re: 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」。
「シンジは俺だったんだよ!」などと唱える極度のトラウマ者として生きてきた身としては、何やら明るく楽しく旧作のシンジや自分のようなファンを全否定してくれた今作、およびそれを絶賛する流れに窒息しそうです。自分をおいてシンジに成長された、という絶望を誰が知ろう。
( 2009年07月01日 18:23 [編集] )
西山英志 | URL | /wfpEG4s
Re: 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」。
>名無しさん
そうですな。これでまた「キモチワルイ」EDとかだったら私はマジでオタクを辞めるかもしれまセヌ(苦笑)。
>Yuuさん
穿った見方だと「ウチのシンちゃんはこんなにも成長しているのに、オマエラはまだそんな状態なの(プッ」と云う監督の声が聞こえてくるのかも(ぉ
何はともあれ、15年と云う月日はやっぱデカいですな。
( 2009年07月02日 22:35 [編集] )
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