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「ターミネーター4」。

2009年06月08日 23:19


【公式サイト】http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/

前作「3」のコケっぷりとか事前情報で不安ばっかり先走りする映画でしたが、実際観てみると思ったよりマトモな作りの映画で御座いましたな。ただSF系B級映画として観れば面白いけど、ターミネーター・シリーズとして観れば「3」のやや上ぐらいの評価ですかね。やはりキャメロンの壁は厚い。

監督はお気楽アクション満載「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG。私個人としてはこの人の作風がターミネーター・シリーズのダークなSF観を壊してしまうかと懸念していたのですが、冒頭からマシーンによる解体された人間達を出したりして機械vs人間の不毛な戦いの世界をキチン描いてくれます。ただ、ソレが悲惨な感じが全くしないンですよね。転がっている死体も人形みたいで。反面、マシーン側の数々のターミネーター達の描写やアクションはかなりメカフェチ魂をくすぐってくれますが。個人的にはバイク型の『モトターミネーター』や巨大ロボット型『ハーベスター』が実に格好良いですな。そしてソイツらに対して抵抗軍が駆るのは「空飛ぶ戦車」ことA-10攻撃機。このシーンが観れただけでも個人的には大満足。

そんな『審判の日』後の荒廃した世界で出逢う二人の男。抵抗軍のリーダーのジョン・コナーとその身は機械でありながら人間の心を持つマーカス・ライト。
二人を軸にして色々な人達の想いやスカイネットの陰謀、過去三作へのリンクが描かれるワケなのですが……これが正直かなり残念な出来に。ナンと云いますかマックG作品らしい大雑把さすぎる展開が観ていてかなり気になりましたね。如何にもアメリカン(笑)風と云うか。予告編とかではクリスチャン・ベイル演じるジョン・コナーが主人公みたいに描かれていますが、映画本編での主人公は間違いなくサム・ワーシントン演じるマーカス・ライトではないかと。この辺の事前情報との相違が観ていて面白さを半減させているってのもあるかも知れませんな。二人の男が対立し合いながらスカイネットへ立ち向かうって燃える展開も今一つ空回り気味だし。
あと、今まで『ターミネーター』と云う存在は、無表情で冷酷な殺人マシーンでどんなに逃げ回っても追いかけてくると云う独特な『怖さ』がないのもナァ。あの醍醐味あってこそのターミネーター・シリーズってのもありますし。
トドメに一番残念だったのは、完成後に撮り直された改変エンディング。ウワサでは試写会で不評だったので改変したらしいのですが、これがかなり無理がありすぎっつーか。個人的には改変前のエンディングの方がしっくりするンですがね、あの展開だと。
因みに改変前のエンディングでは(以下ネタバレなので反転処理)、
戦いの最中にジョンはT-800に殺されてしまい、その死を隠す為に抵抗軍はターミネーターであるマーカスにジョンの皮膚を被せて新たなジョンとして再生させ、スカイネットへの戦いを続けていくというモノらしいです。
DVDやBlu-ray版に収録されるであろう、この改変前エンディングに期待。

で。
色々と物語について貶してばかりだったので良かった点も少々。今回は色々と過去作品を見ているとニヤリと出来るシーンが多いのが良かったですな。続けて観続けてきたファンへのサービスと云いますか。ショットガンに付けた紐とか、ジョンの顔に付けられる傷とか、T-800シリーズに使われる水素電池とか。そして何よりCGで若返った『あの御方』とかね。ぶっちゃけあのシーンは緊迫した登場の筈なのに吹き出しそうになりましたわ(苦笑)。
今作をもっと楽しみたい方は過去三作を事前に観ておくとイイかも知れません。


●総合評価 60点
CGやアクションだけ楽しんで観ればソコソコの出来。しかし『機械と人間』と云う結構深いテーマで面白く出来そうだったのに……ホント、惜しい作品だよナァ。
《関連リンク》「ターミネーター4」をより楽しむためのキーワード集。(eiga.com)

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