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「天使と悪魔」。

2009年05月16日 15:00


【公式サイト】http://angel-demon.jp/

前作「ダ・ヴィンチ・コード」は原作に結構忠実でしたがその分かなりギュウギュウ詰め&駆け足展開だったのに対して、今回は原作の余分な箇所を削れるだけ削って、かなり解り易く程よいスムーズな展開で最後まで面白く観れました。

ノリとしては『ロバート・ラングドン教授のヴァチカン史跡ミステリー。おまけで死体と殺し屋も付いてくるよッ観光ツアー』って感じで(笑)。一歩間違えるとTVでやっている「○○湯けむり旅行殺人事件」みたいな安っぽい感じになりそうですが、ソコはベテランであるロン・ハワード監督のグイグイ魅せる撮り方、ハンス・ジマーの宗教音楽っぽい荘厳なBGM、そして千年以上の歴史を持つヴァチカンの歴史ある建築物・美術物によって重厚な雰囲気で引き締められます。あと、冒頭に登場する欧州原子核研究機構(セルン)での反物質精製や、教皇を選出する「コンクラーベ」の手順など、普段一般人では見る事が出来ない描写なども知識欲を刺激されてワクワクさせてくれます。
余談ですが、前作の所為で今回はヴァチカンでの撮影が殆ど出来なくて、大半はセットやCGでの映像らしいと聞いたのですが、ホンマですかねぇ……事実だとすればかなりスゴイと思いますわ。全然違和感なかったし。

物語的には「ダ・ヴィンチ・コード」では良くも悪くも実在の歴史を取り扱ったトンデモミステリーでしたが(だからヴァチカンから抗議も来たし)、今回はかつて実在した秘密結社「イルミナティ」なども出てはきますが歴史的トンデモ仮説はなくて、単純に『宗教と科学の対立』と云うモノを描いており、その辺も日本人が観ても解り易いかな、と思えたり。「ダ・ヴィンチ・コード」の内容は確かにキリスト教圏では衝撃的でしょうけど、日本ではいまいちピンと来ないモノでしたからネェ。仏教や神道や耶蘇教をゴッチャにして祝うようなお国柄だしな(苦笑)。

配役的には主演のトム・ハンクスやユアン・マクレガーの演技は勿論良かったのですが、今作で個人的に観ていて「おっ」と思ったのが殺し屋・ハサシン役のニコライ・リー・コス。頭を角刈り気味の短髪にして無精髭を生やした容姿で神父服を着た姿が某13課の銃剣神父を彷彿させるモノがあったり。加えて警官や警備兵を相手にした時の手際の良い殺し方はゾクゾクさせてくれます。個人的には刑事の構えた銃を擦り抜けて、ナイフで頸をスパッとカッ斬るトコとか。その上、仕事に忠実でムダな殺しはしないプロっぽさとか。ただ、最後は随分とおマヌケでしたが(笑)。最近出てきた新人俳優さんらしいので、今後が楽しみかも。
惜しいのはヒロイン的立場であるヴィットリア役のアイェレット・ゾラーの影が薄いトコですかねー。結構知的美人っぽいのに。まぁ、教会の中枢部とかなんて男ばっかりの世界ですし、女性の出番が少ないのもしょうがないかと。

終盤のドンデン返しについては大体予想通りな展開で、つか中盤で『内部の犯行』とか言われればもう犯人は数人に絞られるし(苦笑)。真犯人の動機も今一つ弱くて(私が宗教的観念が弱いからかも知れませんが)個人的には消化不良気味でしたね。
でも、緊張感のあるヴァチカン史跡蘊蓄観光映画としては140分の上映時間が短く感じるぐらい面白い出来でしたので、今回も万人受けな娯楽作としては良い映画だと思いますよ。


●総合評価 75点
科学設定や歴史解釈のトンデモさに目くじら立てる人もいますが、この映画はそのトンデモさも楽しむべきだと思いますがね。個人的にクスリと笑えるシーンがあったのも良かったり。ページを破ってしまうトコとかミ○キーの腕時計とか。

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