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「ウォッチメン」。

2009年03月29日 22:55

【公式サイト】http://watchmen-movie.jp/

何というか……観終わった後、ドッと疲れました。ただ、それは2時間40分と云う上映時間の所為だけでなく、作品に込められた濃密な情報量に。

OP映像でヒーローと云う『仮面を付けた自警団』達の歴史を描いて、ヒーロー達が実在した仮想の歴史に引き込ませる。そして『ヒーロー狩り』殺人事件を追う毎にそのヒーロー達が決して『正義の味方』などではなく、ともすれば敵対する『悪役』達より酷い社会不適合者で、性格破綻者で、場合によっては世界を滅ぼす最も近い存在として描く。それを否定肯定反論諦観を繰り返した先にある『ヒーロー』達と平和な世界への『一つの解答』。観終わっても全然爽快感はありませんし、ラストのある意味トンデモっぷりは賛否両論が出て当然だと思いますけど、私はこの作品は実に素晴らしい映画だと思いましたね。
同じアメコミ映画である「ダークナイト」と比較する人も多いですが、「ダークナイト」では社会や人の根底にある『闇』を描き、しかしながらその中にある僅かな『善』を信じさせる感じだったのに対して、「ウォッチメン」では(ヒーローを含めた)人間達の愚劣さ残虐性を曝け出し、最後も問答無用の『正義(又は悪)』の力で世界を塗り潰しただけって感じがするンですよね。
なので「ダークナイト」とは後味の悪さが段違い(苦笑)。

話は変わって映像面については流石は「300」でスローや早回しの緩急を使ったアクションなどで魅せてくれたザック・スナイダー監督、実にカッコイイ画を撮ります。ただ、そんな見取れるような映像の中にも原作と同じように大量の情報(ポスターとか新聞記事とか)を詰め込んだので、前にも書きましたが観ているコッチはスゴク疲れます。だらーっ、と気軽に流し観するのが良いのかもしれませんが、私みたいに色々とネタとか情報をアラ探しするタイプはつい無意識にネェ(苦笑)。
そして「300」より過激なシーンが多いトコも個人的には良かったですな。グチャグチャに飛び散る血飛沫とか臓物とかエロシーンとかもですが、そんな中でも一番視線が外せなかったのがDr.マンハッタンのチ○コではないかと。(ぉ
いや、予告映像でも出しているのは知っていましたが、本編でモザイク無しで出た瞬間にはホットコーヒーを噴きそうになりましたわ(汗)。しかも出演シーンの大半が全裸なものですから露出量が半端じゃないし。どんなに真面目なシーンでも残虐なシーンでもブラブラが気になったのは私だけではないと思いたい。よくもまぁ映倫が許可したよナァ。『人間』じゃないからOKなのか?

配役はDr.マンハッタン役のビリー・クラダップの露出存在感っぷりは別として、やっぱ主役とも云えるロールシャッハ役のジャッキー・アール・ヘイリーは良かったですな。落ち着いた表情の中でも狂気を含んでいると云うか。ラストの『人間である自分』と『ヒーローとしての自分』の苦悩が滲み出る絶叫は名シーンですわ。ナイトオウル2世役のパトリック・ウィルソンもナカナカ。クセ者揃いのウォッチメンの中でも唯一の良心的存在を好演してますし。シルク・スペクター役のマリン・アッカーマンはヒロインと観てもキレイで可愛いのですが、今一つ華が足りない感じが。

「300」みたくスタイリッシュ&筋肉&グロ映像満載を期待しているのなら観て損はしない出来の映画です。あとはこの物語の根底に流れるテーマが受け入れられるかですな。1980年代に蔓延した退廃感とゆーか、終末思想とゆーか。


●総合評価 85点
全体的な出来では80点ぐらいですが、グロ描写やチ○コを隠さずに真っ正面から撮ってくれたので+5点。

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