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「ワルキューレ」。

2009年03月24日 00:01

【公式サイト】http://www.valkyrie-movie.net/

正直判断に困る映画だったり。
悪い映画では無いのですよ。画の撮り方とか音楽も緊迫感があるのですが、内容がどうにも薄い。加えてトム・クルーズ一人が良くも悪くもスクリーン映えして他の人物達の影が薄くなってしまったりして。トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルグ大佐を軸にした最後のヒトラー暗殺計画に携わる人々のそれぞれの想いを描いた群像劇っぽく撮ったハズなのに、出来上がってみればトム・クルーズ以外はタダの「お手伝いさん・その1」「同・その2」になってしまったと云うか(苦笑)。
オルブリヒト将軍役のビル・ナイとかベック参謀総長役のテレンス・スタンプはそんな中でもシブイ演技を魅せてくれますが。個人的にはクヴィルンハイム大佐役のクリスチャン・ベルケルが格好良かった。優柔不断な上司に対して迅速な判断力や行動力、強固な意志を見せるトコロ(※上層部の「暗殺中止」を電話で伝えるシーンとか)はホンマにイイ男。
話を戻して、シュタウフェンベルグ大佐がひたすら有能カリスマ満載で描かれているのも、史実を描いた映画なのに妙に嘘っぽく見えてしまうというか。ワルキューレ作戦の為に色々な人達を仲間に引き入れるのですが、初対面のヒトラーの側近ですら簡単に懐柔してしまうし。お前はドコの劉備元徳かと(笑)。
まぁ、本物のシュタウフェンベルグ大佐もそんな人だったのかもしれませんが。

そんな風に悪い部分ばかり挙げるのは不公平なので良かった部分も少々。
まず冒頭にも書きましたが全編に渡る緊張感が素晴らしい。暗殺計画の準備の為にヒトラーからサインを貰うシーンや爆弾の準備をするシーンなど「いつバレるか」とヒヤヒヤさせられます。歴史でこの暗殺計画が失敗するのは知っているハズなのに。その後、暗殺失敗が判明して次々と計画が瓦解していく様子は観ていてツラくなってきて、気が付いたらシュタウフェンベルク大佐陣営に肩入れして観ている自分がいたりして。
そしてラストのシュタウフェンベルク大佐を含む暗殺計画メンバー達の最後。見苦しく足掻いたり、自分の意志を貫いて自決したり、ただ静かに最後を迎えたりして実に人間らしく描いているが良かった。特に「コイツは最後は裏切るンじゃないのか?」と予想していたヘフテン中尉の最後はかなりグッときましたね。後になって調べてみたらこの最後は史実通りなんですな。うーん、正に部下の鑑だ。

個人的にはこの映画の主演はトム・クルーズみたいなスゴク目立ってしまう俳優より少し地味顔な俳優が演じていれば、もっと違った良い戦争群像劇作品になったンじゃないのかな、と思ったり。まぁ、もしトム・クルーズって看板が無かったら日本ではDVDスルーで終わってしまうかもしれないけど(苦笑)。


●総合評価 60点
レジスタンス側の事ばかり書きましたが、ヒトラー側の俳優も台詞は少ないですがナカナカ良かったり。特にゲッベルスとか某モルヒネデブとか(笑)。

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