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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」。

2009年02月11日 22:57

【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/

老人から赤ん坊へと逆成長していく少し不思議なデヴィッド・フィンチャー版「フォレスト・ガンプ」ってトコでしょうか。一言で顕せば。まぁ、脚本が同じ人だしナァ。

しかしながらトム・ハンクスの「フォレスト・ガンプ」が主人公に関わっていく人々の力強く楽しい『生』を描いたモノに反して、「ベンジャミン・バトン」では静かに優しい『死』を描いているンじゃないかと思ったり。
人は生まれた時は最も『死』と云う存在からは縁遠く、歳を重ねる毎に『死』に近付くモノですが、ブラッド・ピット演じるベンジャミンは母親の死から始まり、その後捨てられた老人養護施設で育てられた為に多感な時期から『死』と云うモノを身近に感じ生きていく。その後、外に世界へ旅したベンジャミンが出逢ってそして去っていく色々な人々。背徳的な行為に溺れて、刹那に楽しみを共有して、又は自身の死を見せて、ベンジャミンのその特異な人生を導いていきます。
そんな半生を経てベンジャミンは愛する女性と結ばれ子供を授かり、しかしながら愛する故にその前から姿を消す。かつて今までの人生を支えてくれた人達と同じように。
その身に流れる時間の違いにより、長くずっと一緒にいられない哀しみとそれでも繋がり続ける絆みたいなモノを感じましたね。
ラストのベンジャミンの死に方については静かで寂しいけど、何とも美しい。

当初は主人公の設定を聞いて初期のデヴィッド・フィンチャー作品みたいなトリッキーな撮り方になるのかと思ったのですが、思っていたよりオーソドックスな撮り方でしたね。チョコチョコしたシーンでは如何にも「らしさ」が出ていましたが。落雷おじいさんのお話とか交通事故の人生交差点シーンとか。
あと3時間近くの上映時間を全然退屈させずに見せる手腕は評価したいトコ。

配役的にはブラッド・ピットはCGを駆使した特殊メイクが実に良かったのですが、ソコにばかり眼が行っていたので演技の印象が薄くなっていたり。しかし10代のブラピを観るのって「リバーランズ・スルー・イット」以来か。時間の残酷さを軽く感じるわ(苦笑)。
ヒロインであるデイジーは20代~老婆まで演じるケイト・ブランシェットも良かったのですが(オバサンになって少しタレているお尻とか)、何より7歳時を演じたエル・ファニングが可愛すぎるだろ常考と。流石はダコダ・ファニングの妹、美少女だわ。真っ青な瞳が印象的。

観終わると泣けたりはしませんが、道に咲く名も知らぬ花すら愛おしく思えてくる、優しい気分になれる映画で御座いました。


●総合評価 75点
今年のアカデミー賞では最多ノミネートされているこの作品ですが、正直、監督賞や作品賞を獲れるほどの力を感じませんでしたねー。イイとこ助演女優賞と特殊効果賞あたりと予想。

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