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「イーグル・アイ」。

2008年10月21日 21:59


【公式サイト】http://www.eagleeye-movie.jp/

この映画、スピルバーグが10年あたためてたネタらしく、内容自体も実に10年前らしい古臭い&観たことのあるような内容満載の映画でございました(笑)。

序盤のシャイア・ラブーフ演じるジェリー・ショーが何も理解出来ないまま、謎の声に翻弄されていくトコロはかなりドキドキして面白かったのにナァ。
中盤でその『正体』が判明するのですが、ネタバレした途端思いっきり脱力してしまいましたよ(汗)。まぁ、アレだけ魔法のようなハイテク万能っぷりを見せられたらあーゆーオチしか考えられないでしょうけど。どうせならもっと左ナナメ上をイッて宇宙人でズガボーンってぐらいにすればバカ映画方向で楽しめたのに。

映像の撮り方もどっかで観たようなアングルが多かったような気が。
発電所鉄塔のシーンは「セブン」っぽいし、カーアクションはマイケル・マン映画っぽく、監視のシーンは「エネミー・オブ・アメリカ」+「マイノリティ・リポート」っぽかったし。
観客が今まで観てきた映画の数ほど既視感が増え続けていくような(汗)。

で、そんな風なグダグダ状態でラストで何故ジェリーが狙われたのか、その『理由』も判明するのですが……コレを観た途端、また強烈な脱力感が。
いやー、もう、ドコをどうやってツッこんで良いのやら。たったソレだけの為にあんな大掛かりな仕掛けをしたのかよッ、と。予告映像にもあった冒頭でのアパートの部屋いっぱいの武器とか爆弾とか全然意味ねぇじゃんかよッ、と。

スピルバーグ監督の名前が出ていたので、多少期待してしまったのもあるンでしょうけど、観終わった後に色々とツッコミどころや矛盾点を探したりするネタ映画としては良い出来では無かったかと。(ぉ
あと、物語が退屈せずに観れたのも評価したい。この辺はスピルバーグ監督の総指揮手腕なのかな?


●総合評価 50点
しかしこの映画といい、最近のシャイア・ラブーフの出演作品量はスゴイですな。一昔前のオーランド・ブルームを見るような(苦笑)。つか「トランスフォーマー」では高校生を演じて、この映画では三十路男を演じるってのはかなり無理があるのではないのかい?(汗笑)

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