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「インセプション」。

2010年07月25日 16:17

【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/

観ている間中は脳内シナプスがバチバチと音を立てそうなぐらいフル回転して、観終わって後は劇場の照明が点いたのに暫く動けなくなってしまうぐらいの余韻を味わえた個人的に傑作頭脳エンターテイメントSF映画。

クリストファー・ノーラン監督と云うと世間一般的には「バットマンビギンズ」や大傑作「ダークナイト」を代表作と挙げることが多いですが、私的には「メメント」や「プレステージ」のような観ている間中、脳内活性化しまくりの作品が大好きなワケでして。今作「インセプション」ではソレがもう存分に味わえて至福の到りっつーか。
と云っても全体的にはソレほど難しい映画でもなく、序盤で語られる夢の階層構造システムや夢潜入に於けるルールなどが理解出来れば、後は想像力を掻き立てられる映像やアクションだけでも十二分に楽しめます。そして私みたいな映画の隅から隅まで散りばめられた伏線や謎の真相を探し出してみようとする観客にとっては観終わっても色々と考えさせられて、トドメにゃその夜の夢にまで出てくるぐらいに楽しめてしまう出来。いや、ホントに面白かった。
しかし、この映画はクリストファー・ノーラン監督が7歳の時に思い付いたアイデアを基にしているらしく、子供の頃からどんな脳内構造だったのかと驚愕したり。私の7歳の頃の想像力なんて空を飛んだり巨大化したりTVヒーローの真似事ぐらいしか思い付かなかったつーのに(苦笑)。
あと、この映画を観て思ったのは、この映画は駄作映画のお約束とも云える「夢オチ」や「爆発オチ」を上手く逆手に取った作品だなと思った次第で。夢から戻る『キック』の解釈とか。

物語は相手の夢(無意識)に潜入するプロフェッショナル達が危険なミッションであるインセプション(植え付け)に挑戦すると云う内容なのですが、見方を変えてみると「これってTRPGっぽくね?」と思ってしまったり。夢に潜入する相手をGM(ゲームマスター)に見立てて、挑戦するメンバーは『潜入手』である主人公・コブと相棒のアーサー、『設計士』のアリアドネ、『偽造士』のイームス、『調合師』のユスフとそれぞれの役割配置がTRPGを想像させてくれるンですよね。まぁ、このGM自体はプレイヤーのコトなんか微塵も配慮していない極悪GMですが(苦笑)。
話を戻して。
この作品での最大の敵がコブの『過去』であるのも面白い。一番信頼すべきチームのリーダーの隠している『過去』がチームのメンバーに牙を剥くかもしれない緊張感と不安感は結構ドキドキさせられたり。そしてその『過去』の真相に辿り着いた時のインセプションの本当の恐ろしさと哀しさは相乗効果で個人的にはグッとキたり。
そして何よりもラストのコブが現実世界に戻って来てからのシーンが素晴らしい。観ていた自分も夢多層世界から戻ってきたようなフワフワした現実感の無い感覚に囚われてしまい、最後に「本当に現実の世界に戻ってきたのか?」と真相を迷わせる映像。最初にも書きましたが、EDロールが終わっても暫く立ち上がるコトが出来ませんでした。立ち上がった瞬間、足元がグニャリと柔らかく崩れてきそうな錯覚を感じて。

映像的には予告編で見所はほぼ全て出ているのですけど、解説とかを読むと殆どCGを使わないで(クリストファー・ノーラン監督自身がCG嫌い)実写で撮った映像が多いコトに驚いたり。夢第2階層のホテルでの無重力シーンはセットを動かしたり、ワイヤーワークで撮影したとか。だからこそあの味わいのある映像になったのかー。何か納得。

配役については主人公・コブ役のレオナルド・ディカプリオとサイトー役の渡辺謙さんが大きく扱われていますが、個人的に良かったのは相棒・アーサー役のジョセフ・ゴードン=レヴィットとコブの妻であるモル役のマリオン・コティヤールですかね。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは感情的なコブとは正反対な冷静で実に良い相棒っぽくでホテルでの無重力アクションとか無限階段を使ったアクションも実に面白かった。「G.I.ジョー」のコブラコマンダーと同一人物とは思えンわ(汗)。マリオン・コティヤールは「エデット・ピアフ」や「パブリック・エネミーズ」で芯の強い女性を演じるコトが多かったのだけど、こーゆー少し狂気の入った演技も新境地を観たような気分で新鮮だったり。
で。もう一つ個人的な感想としては主人公のコブ役はディカプリオでも悪くないのですが、稀代の俳優バカ(笑)クリスチャン・ベイルで観てみたかったなと思ったり。こーゆー苦悩する役柄やらせたら一番上手いと思うし(ぉ


●総合評価 85点
色々と難しく(後半の夢多層世界の同時進行とか)頭が混乱してしまう部分もあり、感想を書いているコッチも何が言いたいのかよく解らない内容を書いてしまう程(笑)ですが、個人的には今年度ベスト3に入るほどの2時間半夢中になってしまうSFサスペンスアクション映画で文句なしにオススメ。

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    『インセプション』お薦め映画

    渡辺謙の堂々たる存在感。 人によっては、更に深く深くストーリーを検証し、違う解釈を導き出される方もおられるだろう。 あまり考え過ぎると、作品さながら夢の中でも考え込んでしまうのでご注意を。 観客の頭脳にも挑戦的で、壮大なスケールで描くお薦め脳内アクション



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