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「墨攻」。

2007年02月04日 16:29

【公式サイト】http://www.bokkou.jp/

ええと、取り敢えず。

『10万人の敵に、たった1人で挑む。
 ――彼の使命は、戦わずして守ること。』


このキャッチコピー考えた日本の配給スタッフは殴られても文句云えないと思います。イヤ、マジでな。
私自身原作は漫画・小説とも読んでなかったので、キャッチコピーにすっかり騙されてしまいましたよッッ!
10万vs1人じゃねぇしッ! 戦わずして、守ってねぇしッッ!
いかんなぁ。久しぶりに踊らされてしまった(笑)。

ただ、内容にしては良く出来た戦争ドラマでした。戦争を美化するのではなくかといって悲惨さばかり描くのではなく。バランスが良い。主人公・革離がひたすら墨家の『兼愛』と『非攻』の教えと戦争と云う現実の狭間に悩み葛藤しているのをウザいと感じるか、同調出来るかで結構評価は別れるかも。
私的には敵側で職業軍人としての姿勢を貫く巷淹中将軍の方が良かった。正に理想の上司というか。あと革離に才能を見いだされた弓の名手・子団も。つか彼を観たらロード・オブ・ザ・リングの某エルフの王子様を思い出したよ(笑)。
それから映画オリジナルのヒロイン・逸悦の存在は正直いらなかったですな。ただ、物語のテンポを悪くしたような。
10万vs4000と云う普通なら戦う前に撤退を考えてしまう絶望的な戦力差をあらゆる知略を巡らせて覆すトコは結構爽快。趙軍10万が広大な大地を行進するシーンも迫力在るし。中国映画はこーゆー大量のエキストラを必要とするシーンに中国軍を導入出来るトコは良いよナァ。
加えて音楽についてですが、OPからなんか聴いた事のあるループ調な音楽だなぁ、と思っていたらアナタでしたか川井憲次(笑)。なんか最近アジア映画に出てくる率が高いですねぇ。いや好きだけど。

あと、色々とシーン毎に「ん?」と首を傾げるシーンが多いのは少しマイナス点かも。一番気になったのは『夜』に敵側に偵察に行った革離が敵に見つかって逃げ出すシーンでいきなり『昼』になってしまうトコか(笑)。あーゆー初歩的なミスはどーにも許せないンですよ。確信犯的なモノは兎も角。

そして後味の悪い苦い結末はハリウッド映画にはない余韻が良し。
いや、その気になればみんな幸せな結末も出来たのでしょうけど、敢えてそれをしないで根底にある『反戦』を意識して、戦争に関わる者達は決して幸せを掴めないのだ、と云うコトを教えたかったのではないのかなー、と都合良い自己解釈なんぞを。
キャッチコピーに騙されて、10万vs1人の痛快知略エンターテイメント映画を期待すると失敗するかもしれませんが、これは反戦を掲げた歴史エンターテイメント映画だと思えば楽しめるかもだ。
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コメント

  1. Luce | URL | L8IwlReY

    だが空爆はいかがなものか。馬術&気球で趙が天下とれるよ!

  2. Haster | URL | -

    >なんか最近アジア映画に出てくる率が高いですねぇ。

    おふらんすの馬鹿映画「ブラッディマロリー」もやってます。ゴシックなOPからいきなり馬鹿展開なところにノリノリの川井節がステキですが、DVDの特典に川井氏のインタビューあり。

    仏蘭西映画を見て、「紅い眼鏡」の話題が出るとおもわなんだw

  3. 西山英志 | URL | 8enCDdAU

    >Luceさん
    確かにあの空爆技術があればあの時代では無敵でしょうなぁ(汗)。つか言われるまで気が付きませんでした。
    だって、ほら、中国人平気で空飛ぶし。

    >Hasterさん
    ほほう、「ブラッディマロリー」ですか。今度レンタルで探してみます。つか川井さん最近世界進出しまくってますなー。昔からのファンとしては複雑ですわ。

    あと、お二人とも随分返信して無くて申し訳ございませんでしたー(平謝)

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