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「カールじいさんの空飛ぶ家」。

2009年12月13日 22:22

【公式サイト】http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/

流石は世界最高のCGアニメスタジオ・ピクサーらしい終始楽しませて&感動させるコトをシッカリと考えられた良作。
しかしその気になれば人気が取れた過去作品の続編でも作れば充分に稼げるのに、こんな不況の中で次々とオリジナル新作を出すピクサーの姿勢には頭が下がりますナァ。過去の遺産だけで金を回収するコトしか考えてないどこぞの映画業界人に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ。

で。物語は小さな子供には解り易い伏線や謎かけもないド直球な老人と少年の心温まる冒険活劇、そして大人達にはこれから訪れるであろう愛する人達との別れの辛さとその先にある希望を映して涙腺を緩ませると云う隙のない二段構え。
ただ、個人的に序盤から中盤に掛けてはこの二つのテーマを見せ方に違和感を感じたンですよね。原因としては物語の進め方の配分なのかな、と。物語の序盤15分でカールじいさんと最愛の妻・エリーとの出会いから別れまでを一気に見せて、それ以後は終盤までは一切過去の描写は無し。後はひたすらラッセル少年とのドタバタ活劇が続くワケです。ナンか最初に観ていたモノとは違うモノに無理矢理切り替えられたような尻の座り心地の悪さとゆーか。
しかしソレも終盤のエリーの伝言で、カールじいさんが一気に動き出すトコで気持ち良くなって行くンですが。この辺のカタルシスも計算されているとすればスタッフの力量はホンマ凄いよナァと感じたり。私なんかだったら、冒険の合間に過去描写を時々挿入してカールじいさんとエリーがどれだけ愛し合っていたかを描いて、多分結末はおじいさんの『死』をもって終わらせる程度なのに、この映画ではそんな愛する人との過去ですら投げ捨てていくコトに素晴らしい希望を見出していく。もう後先のない老人なのに、「まだまだだぞッ」と云う活力が注ぎ込まれる。本当に気持ち良い。

映像的には、色々な作品毎に病的とも云える「こだわり」が見えるピクサー作品ですが、今回のこだわりは犬のCG描写でしたね。主要キャラである駄犬・ダグはアメコミっぽいCG犬ですが他の犬達の描写はまんま実写かと思えるぐらいの精巧さ。毛並みとか動く時の筋肉の盛り上がりとか、相変わらずハンパねぇっつーか。ただ、剰りにリアルすぎるので観終わった時には犬が怖くなりましたが(苦笑)。猫より犬派なのに、自分。

私自身まだ老人と云う年齢ではありませんが(高血圧とか病気がちになってしまったからってのもあるかも知れませんが)めっきり老け込んだ思考になっておりましたけど、この映画を観終わってチョット背筋を伸ばして走り出したい気分させて貰いました。うん、面白かった。


●総合評価 80点
日本では夏ぐらいにテレビで流された感動系のCM予告映像の所為で勘違いして観に行って肩透かしを喰らったような人が多いみたいですが(苦笑)。この辺は日本側のバカ宣伝会社が原因なので、ピクサーは悪くないよ、と擁護してみたくなったり。
あと、ナンで近くの映画館は字幕版をやってくれないのかナァ。字幕版の向こうの声優さんの声がマジ渋くて良い声なのに。

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